共同養育について思うこと

最近、共同養育という言葉があることを知りました。

離婚した夫婦であっても、二人の子供として両親が共に子育てに関わることを言うようです。

この考え方は、とても理想的で、素晴らしいと思います。

私も、子供は片方の親からしか愛情を受け取れないというよりは、両親からの愛情を受けて育つ方が良いと思うので、基本的には賛成ですし、私自身モラハラ離婚ですが、父親と子供たちの面会交流は、多い時で毎週に近い頻度で実施しています。

ですが、どんな場合もこの考え方がベストかと言うと、違和感が残るのです。

これは、あくまでも私の考えなので、そう思って読んでいただけたらと思いますが、子供への虐待の末に離婚に至った場合は、もちろん会わせることの方が危険ですし、子供に対しての虐待はなくとも、片方の親からもう片方の親への虐待が子供の前で行われているのも、子供への心理的虐待にあたります。この場合も、共同養育がベストだと言い切れないような気がするのです。

そして、親側の心理状態でも、共同養育がベストかどうか変わってくると思います。

DVやモラハラを日常的に受けて生活している人は、自分が悪かったから怒られた、自分が悪かったから暴力を振るわれたと思わされている方も多いでしょう。

そんな方々が、うまく離婚できたとして、離婚後に元夫と向き合い、そう簡単に共同養育できるでしょうか。

やっとの思いで恐怖から逃れ、一歩踏み出したのに、また自分や子供が虐待を受けるかもしれない恐怖、暴言に振り回される日々がまた訪れるかもしれない、そんなリスクを考えると、共同養育が可能な場合と不可能な場合があるのでは?と思っています。

DVやモラハラ被害を受けて生活している人達が目指すのはそこではなく、まず優先すべきは自分を取り戻すことではないのかと考えます。

私は専門家でも何でもないので、あくまでも私の考えです。

日々否定され続けて生活し、日々暴力を受けて生活している人は、自身もで気が付かないうちに、自分に否定的な感情を抱えていると思います。ダメな人間だと刷り込まれていることもあると思いますし、私自身も母親失格だと何度も言われました。

毎日責められて、何が普通かもわからない精神状態になっている人が、いきなり共同養育を目指そうとしても、ご本人やお子さんが苦しい思いをするだけだと思います。

DVやモラハラ被害に合った人に、共同養育が素晴らしいから是非あなたもどうそ、と言っても、意を決して離婚したのにDVやモラハラの変わらない状況を受け入れて生きていかなければならないのかと、先の見えない闇の中を生きていくような気持になってしまうのではないかと思います。

共同養育が出来ていない自分をダメだと思ってしまう方すらいるのではないかと思っています。

まずは自分を取り戻し、安定した精神状態で、ご自身とお子さんが安全な環境を保てる状況が確認できてから、共同養育が可能になるのではないのかな?と、モラハラ離婚10か月の未熟な私の考えでした。

 

またもや養育費減額予告

1月分の養育費を勝手に減額してきた元夫。

なぜ減額してきたのかは、以前の記事に書かせていただいたのですが、長女の卒園と入学で着る洋服を買ってあげたいと言い、ママ友に借りることができるから要らないという私の反対を押し切って、購入したにも関わらず、しっかりと養育費から2万円差し引いて支払ってきたという話。

そのことについて、後日元夫に訪ねてみると、洋服代として払ったと言うのです。

ん?洋服は自分が買ってあげたくて買ってあげたわけで、生活に関わる費用から洋服代を出すのは違うよね?と思ったのですが、話が通じない人に、一生懸命説明しようとしても、疲弊するだけなのはわかっているし、養育費増額請求の申し立てをしているので、ここで揉めても仕方ないと思い、とりあえずその場は話を終わらせました。

 

そして、今日また養育費減額を予告されました。

元夫とは、電話で話しても会って話しても、どちらにしても文句を言われるか、暴言を吐かれるかなので、嫌になり電話を着信拒否しています。

とはいえ、必要最低限の連絡が取れないと困るので、LINEでは連絡が取れるようになっていて、何かあればLINEで連絡欲しいと言っておいたのですが、元夫は子供と直接電話がしたいらしく、長女にスマホを買うと言い出し、未就学児には早いからと反対したのですが、私の意見は通らず、やめて欲しいというのを無視してスマホを買ってきたのです。

そもそも、スマホについては、親が管理しなければならない年齢なのに、同居もしてない管理できない側の親が勝手に買って、あとはこちらにお任せってどうゆうこと?と思っていました。

案の定、長女は朝起きるなりスマホを離さず、朝食も食べず、布団にこもったままでした。

普段の保育園の登園でさえ、準備に時間がかかって、他の子供達より遅登園時間が遅いのに、さらにスマホのことまでやめるように朝からガミガミ言わなきゃならないなんて、言う方も言われる方も嫌に決まってます。

まして、子供からしたら、親から買い与えれたスマホなのに、ガミガミ言われるなんて、と言う感じでしょう。本当なら、うるさく言われなくて済むものを、親の都合で買い与えて、うるさく言うって矛盾してるようにも思うのです。なら、買い与えなきゃいいよね、と思うのです。まだ必要ないし、もう少し大きくなってからでも遅くはないし。

なので、管理ができないのなら、勝手に買い与えないでほしいと思い、それを元夫に伝えたのですが、全く話を聞いてもらえている感がありませんでした。

元夫は「どうやって子供と連絡とればいいのよ!」と怒るばかり。

だったら、電話機能だけで良いんじゃない?とも言ったのですが、テレビ電話が出来ないと嫌だというのと、長女も気に入ってるからどうのこうの…と。

ちゃんとした考えがあるならまだ良かったのかもしれないですが、子供が気に入ってるからと、何も考えずに何でもかんでも買い与えるのもどうかと思います。

この話、コンビニの駐車場に車を停めた状態でしたのですが、スライドドアに私が挟まるのをわかって無理やり閉め、逃げるように発進しようとする始末。

結局、話も途中で帰ってきたのですが、家に着いてから長女の携帯から着信があったので折り返してみると、元夫からで、スマホじゃなくてキッズ携帯にするから、自分のキャリア変更にかかる事務手数料とキッズ携帯の端末代、全て養育費から差し引くからな!と、一方的に言われ、一方的に電話を切られました。

そもそも私、携帯が必要だなんて一言も言ってないんですが、自分で自分の言ってることわかってる?と聞きたくなるような言動に振り回されているモヤっとした休日でした。

 

現状こんな感じなのに、養育費増額の調停の案内が届いたら、もっと酷いだろうな…

モラハラ元夫と子供達を会わせる理由

離婚後、父親と子供達の面会交流が本当に嫌なんです。

離婚したにも関わらず、休みの日にママ友との予定を入れると、「勝手に決めるな!」と怒鳴られます。

元夫と子供とのテレビ電話中に、私の家に新しいものが増えていたのを見つけたものなら、「ずいぶん金に余裕があるんだな」と、いちいち言われます。

増えているものと言っても、壁掛け時計や、長女の勉強用のテーブル、必要だと思って買っているものです。

決して余裕があるから買ってるわけでも、高いものを買っているわけでもないのですが、いちいち言ってくるのです。

未だにこんなことを言ってくるので、出来ればもう関わりたくないのです。 

私に経済力があれば、養育費も要らないから、もう関わらないでほしいと言っていたかもしれません。

 

ですが今は、子供が希望すれば基本的に面会交流は実施するようにしています。

別居直後から離婚後数か月は、子供達もお父さんに会いたくないとい言っていたので、面会交流は実施していなかったのですが、今は多い時に、毎週週末は面会交流という月もあります。

なぜ自分が嫌な思いをしてまで面会交流を実施しているかと言うと、長女は元夫と同居中、当時4歳でしたが、妹と比べて自分だけ怒鳴られ、暗い部屋に閉じ込められたりしていたので、父親に恐怖を感じていたり、父親が自分のことばかり怒るという事を自身で認識していました。私から見ても、長女は父親に愛されていないんじゃないかと自分で感じているように見えたのです。

親に嫌われていると思って育つ長女の気持ちを考えると、可哀想でなりませんでした。

なので、子供たちが自分からお父さんに会いたいと言い始めるようになってから、こんなモラハラもする、養育費もきちんと払わない父親ですが、どんな形であれ、子供達へ愛情を注いでくれれば、子供達が父親の愛情を感じて成長できるなら、親に嫌われていると思って成長するよりも子供達にとって大事なことなのではないか、という思いで面会交流をしています。

面会交流時は、子供達にふさわしい過ごし方をしているか、気にはなります。

実際に、元夫の家から帰ってきた子供達は甘えてきたり、翌日以降の保育園での生活にも影響が出たりするので、元夫への言いたいことは沢山あります。生活を改善してほしいと言ったこともあります。それでまた揉めたりもしました。

それでも、子供達には、父親の愛情も母親の愛情もちゃんと感じて育ってほしいというのが、モラハラ元夫と子供達を会わせる理由です。

 

まだまだ、モラハラ元夫には振り回される日々で、自分の気持ちをどう処理したらよいのかモヤっとすることも多いですが、適度な距離感を保ちつつ、再度モラハラ被害に合わないようにするのが課題です。

 

家を出る準備について

当時4歳の長女のことを守ると決意し、モラハラ夫の家を出る決意をしたのですが、

この時はまだ、モラハラ夫と長女の距離を離さなければならないとは思っていたものの、実際に離婚しようと決意をしていたわけではありませんでした。

家を出てみて、モラハラ夫がどのように変わるかを見て、戻るのか離婚するのかを決めるのでも遅くはないのかと考えていました。

 

以前から相談していた市の保健センターの職員の方からは、定期的に連絡があったので、家を出ることを考えていると話をしました。すると、シェルターの話が上がり、危険な目に合いそうならシェルターに入る方法もあると。

シェルターに入ると、外部との連絡は一切取れず、入っても数週間程度で新しい家を探し出ていかなければならないと聞いていたので、仕事を何週間も休み、事によっては仕事を辞めなければならないかもしれないことを考えると、子供二人を抱えて無職は年齢的考えても厳しいし、命の危険までは感じていないのに、職を失うリスクは大きすぎて、民間の賃貸住宅を自分で探すことにしました。

 

まず、何をしたかと言うと、私が休みの週末で、尚且つ、夫の仕事の日を選んで、子供達を連れて不動産仲介業者を訪ね、家探しです。

事情を話すと担当の方が親身になって話を聞いてくれ、物件探しはもちろん、契約に関わる連絡を全て電話ではなくメールにしてくれました。

纏まったお金も出せないので、初期費用のうちの清掃費、敷金等は、退去時に支払っても良いという条件で契約を進めてくれました。この時は、本当に感謝しました。

家探しに子供達を連れて行ってしまったので、うっかり夫の前で引越しのことを話してしまわないかドキドキでしたが、そこは何とか「バレたら引越しできないからね」と言い聞かせると、当時4歳の長女はわかってくれたようで、夫の前では話さなくなりました。当時1歳の次女はまだ言葉もうまく喋れない状態でしたので、あまりバレる心配はありませんでした。

 

この時は、離婚前なのでひとり親の経済的支援もないし、夫がお金をくれると言う保証もなかったので(本来なら婚姻期間中は婚姻費用を払う義務があります)離婚を決めかねていた私は、万が一また戻る事やこの先どうなるか分からないことを考えて、単身用の1LDKの賃貸住宅に3人で住むことにしました。

 

住む家は決まったけれど、家を出ることを夫に告げるべきなのかどうか、ここでも悩みました。

以前から、警察の「生活安全課」に相談していたこともあり、引っ越しの件も相談。

警察の方は、引っ越すことは告げないで引っ越すべきだと。

弁護士さんにも相談したところ、弁護士さんも夫には告げないで引っ越す方が良いと。

そして、配偶者暴力相談センターの方にも相談しましたが、そこでも告げないで引っ越した方が良いと言われました。まずは、その引越しを成功させた方が良いので、告げてしまうと引越しが出来ない可能性があるとのこと。

皆が同じことを言うので、告げようかどうかという迷いもなくなり、告げずに引っ越すことを決めました。

 

 

次に引越しの日時です。

 バレないように引っ越すには、夫の留守に終わらせなければなりません。

平日だと、仕事の途中で帰宅する事もあるかもしれないので、危険だと思い、夫が1泊で出張、そして帰りが遅い日を選びました。

引越し業者の手配は、自宅に来てもらって見積もってもらうことが出来ないので、電話で見積もりをしてもらったのですが、大手の引越し業者では事情を話すと断られたので、大手ではないけれど聞いたことはあるという規模の引越し業者に頼むことにしました。

引越しの事前準備も出来る状態ではなく、引越し日の前から段ボールを受け取ることもできません。なので、荷造りも全てお任せするプランで引越しをお願いすることにし、引越しの日までに荷造り以外の準備を進めました。

 

またすぐに引っ越すかもしれないので、家電を買わずレンタルで済ませ、最低限必要な物は、通販で着日指定をして手配。

 

弁護士さんからは、置き手紙をしていくようアドバイスを頂いたので、その通りに、夫婦関係を続けていくことが難しいこと、何か有れば弁護士さんを通じて欲しいことを書いてテーブルの必ず目のつく場所に置いて、家を出ました。

 

その時のことは、今思い出しでも緊張感や不安な気持ち、母として子供たちを守りたい気持ち、色んな気持ちがあり複雑でしたが、動き出した実感がありました。

後には戻れないし、これが進むべき方向への前進なのかもわからず動き出した、そんな感覚でしたから、自分の選択が正しいのかどうかという葛藤も何度も何度もありました。

ですが、家を出てから数か月後、保育園の保育士さんから「(長女が)子供らしく笑えるようになったよね」とか「ちゃんと自分の意見を言えるようになったよ」と長女の変化を伝えられました。しかも2、3人の保育士さんに言われたのです。私の選択は間違っていなかったと、思えた瞬間でした。何か少しだけ緊張が解けた瞬間でもありました。

 

 

 

家を出ることを決意した時のこと

2回目の離婚に関しては、相当悩みました。

だって、2回目ですから。まさか、2回も離婚するなんて思ってませんでしたから。

離婚はせずに、なんとかうまくやっていく方法はないかと考えていたのです。何度も言いますが、2回目なので。

 そこで、Joeさんの、離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本を読んでみました。

 

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Joeさんによると、攻撃されるのは、「攻撃しやすい人間」に見えているからだそうです。この本には「攻撃されない人」になるコツのようなことが書いてあります。

子供のいない家庭には参考になる本だと思います。虐待、モラハラの攻撃がお子さんにも及んでいるような家庭だと、そのコツを実践することも、なかなか難しいのかなと思います。

 

実際、私も、本に書かれている方法が、子供達にとって果たして良い影響を与えるのかどうかというところで悩みました。

そして結果、離婚の道を選んだわけです。

元夫は、次女が生まれてからは、次女ばかりを可愛がるようになり、長女がおもちゃを片付けないだけで、異常なほど怒鳴り、長女の目の前で、おもちゃを壊して捨て、

夜、なかなか寝なければ、泣きわめく長女を無理やり腕を引っ張り、お風呂に閉じ込めたり、トイレに閉じ込めたり、、

ケーキでも買って家で食べようと買ってきたときも、楽しみで仕方ない長女は、慌てて箱を開けてぐちゃぐちゃにしてしまい、子供のするこんな小さな事に対しても物凄い剣幕で怒鳴る、、

日常的にこんな状況が続いていました。

 

離婚する前、まだ元夫と同居していた時のある日、元夫が出張から帰って来るまでに、家の洗濯物が乾いておらず怒鳴られた時がありました。

昼過ぎまでに洗濯物が乾いてなければならないとなると、前日の夕方、私が仕事を終えて帰ってきて、すぐに洗濯機を回さないと乾かないのです。

私は通常、18時過ぎに帰宅し、子供たちにご飯を食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけなのですが、朝も5時半位には起きているので、寝かしつけと同時に自分も寝てしまいます。子供たちのドロドロになった洗濯物(泥遊びが激しい保育園なので)は、そのまま洗濯機に入れることはできず、必ず予洗いが必要なのですが、予洗いが夜中になったり、朝方になることも当たり前のようにあります。

自分では、最低限日々回るように家事をしていたつもりなのですが、怒鳴られたのです。

子供の前で「ママ、辛くなってきたから引越ししたいなぁ」と呟いてしまったのです。怒鳴られるのはこれが初めてでは無く、以前から何度も子供達の前で怒鳴られ続け、もう限界に来ていたのかと思います。

すると当時4歳の長女は、「おもちゃとかどうするの?」と、なんとも子供らしい疑問を投げかけてきました。「おもちゃも持っていくんだよ〜」と答えて、その日は終わったのですが、それから何週間か経ったある日のこと、長女が「お父さんが怒るから引っ越したい」と言うのです。びっくりしましたが、「ママ、そんなにお金持ってないんだ…」残念そうに言うと、長女は「お金持ってるよ!」と自分の財布から100円を差し出し、私にくれたのです。

もう、泣きそうになりました。

子供にこんなことを言わせるなんて、こんな思いをさせてしまっているなんて、、

私は、長女をギュッと抱きしめて「ママがちゃんと守るからね」と言うと、長女もギュッと返してきました。

長女は、「お父さんが怒る」と言う事実を、祖母や保育園の担任の保育士さんにも話していました。そこで、「でも、ママが一番怒られてる」とも話していたそうです。そんな風に見えいたんだ、と夫婦喧嘩の域を超えた、一方的に怒鳴れる光景を見せてしまっていた事も反省しました。

 

子供が辛い思いをしているのを知っていながら、何も出来ない私は、元夫と同罪だと考えるようにもなっていて、子供達を守れるのは私しかいないと、家を出る事を決意したのです。

 

家を出る前の長女の様子は、保育園のお絵かきにも表れていて、直前の1か月位のお絵かきは、色がありません。全て黒で書かれていました。

担任の保育士さんからは、子供が「お父さんが怒る」と発したこと自体が、それはもうSOSだと、「お母さんが決めかねているなら、児童相談所に通報したい」とまで言われたのです。元夫は、保育園にも怒鳴り込んだり、トラブルを起こすような人でしたので、担任の保育士さんも状況をわかって、そのようなことを言ってきたのだと思います。

保育士さんからそのように言われた時には、既に賃貸住宅を探している最中でしたので、とりあえず通報はしないでもらい、引っ越しを成功させるためと、引っ越してから待ち伏せ等の危険な目に合わないよう協力をお願いしました。

 

そして、無事に引っ越しができたわけですが、どのようにして引っ越したかについては、また別の記事にしたいと思います。

 

養育費増額の申立てをしてきた話

先月分の養育費が了承もなく減額されたことは、以前記事にさせていただきました。

その時に相談した、「養育費相談支援センター」でアドバイスいただいた通り、家庭裁判所へ行き、養育費増額の申立てをしてきました。

 

harucos.hatenablog.com

 

その前に、「養育費相談支援センター」についても少し詳しく書かせていただきます。

インターネットて、「養育費 不払い」や「養育費 減額」と検索すると、まずは上位に法律事務所のHPが出てくることが多いです。でも、ちょっと違うな、、と思って調べてみたところ、今回相談した、「養育費相談支援センター」にたどり着きました。

厚生労働省の委託事業で、各自治体に相談員が配置されています。電話だけでなく、メールでの相談も受け付けているので、離婚前に夫に知られたくない場合などは、メールの方が良いかもしれません。私は今回、電話で相談をしたんですが、相談員の方が、折り返し掛けなおしてくれました。希望すれば、通話料金は、センターの方で負担してくれるんです。ありがたいですね。HPには、養育費算定表や養育費請求の手続き、離婚の手続き等についても書かれていますので、参考になると思います。

 

それで、家庭裁判所にて申立てをしてきた話なんですが、仕事もあるので、何度も休みを取れないことを考え、裁判所へ出向くのは1度で済ませようと、まず裁判所のHPで、どんな書類が必要なのか調べてから行きました。

今回私が申し立てたのは、家事調停申立ての養育費増額請求です。

養育費請求調停には、「養育費請求」と「養育費増額請求」と「養育費減額請求」があり、私は、協議で決めるはずの進学や傷病に伴う特別出費も協議が難しいことと、離婚後の相手の生活ぶりや年収を考えても払ってもらっている養育費が少ないと感じていたことから、「養育費増額請求」をすることにしました。

 

まず、調停申し立てにかかる費用は、

収入印紙・・対象となる子(未成年者)1人につき1,200円
・連絡用の郵便切手・・800円弱(各地区の裁判所によって金額が異なるようです)

私の場合は、子供が二人おりますので、収入印紙2,400円と郵便切手代800円弱で、3,200円程度かかりました。その他に、提出した書類の控えをコピーしたので、コピー料金100円未満です。

法テラス制度を使って弁護士さんに依頼する方法もありますが、1案件につき、着手金だけでも10万円以上はかかるはずです。(分割支払いも可能です)

今現在、10万円以上も払う余力がないので、自分で申し立ててみようかと思いました。

 

申立てに必要な書類は、

・申立書3通 

 →裁判所にて複写の申立書をもらえます。1通は、相手方に送付されるので、現住所を知られたくない場合は、実家や同居していた時の住所でも可能です。

・事情説明書1通 

 →裁判所でもらえます。申し立ての内容に関することを記載(相手方は、コピーや閲覧が可能です)

・連絡先等の届出書1通

 →現住所の非開示を希望することも可能です

・進行に関する照会回答書1通 

 →調停での話し合いが円滑に進むかどうか、相手方が暴力を振るったりしないかどうか、調停の希望日や都合の悪日、調停の時に相手方と顔を合わせたくない等の希望も書くことができます。

・子(未成年者)の戸籍謄本(全部事項証明)1通

 →戸籍謄本等は3か月以内に発行されたもの

・収入に関する書類等

 →源泉徴収票写し,給与明細写し,確定申告書写し,非課税証明書写し等,申立人の収入が分かるもの

・過去の養育費に関する取決めや支払状況に関する書類等

 →過去の審判書,判決書,調停調書等、私は公正証書でした。

 

これらの書類を提出した後、2週間以内に申立人と相手方の双方に案内が郵送されます。

案内が届くまでの間、気持ちは落ち着きませんが、どうしたらよいのかとモヤモヤしていた時よりは、少しスッキリしました。

調停が始まるのは、申立て後、約1か月半です。

相手方に案内が届いた後、調停が始まってから、事件にならないことを祈るばかりです。

 

 

 

モラハラ証拠集め

モラハラ男は、平気で嘘をつきます。本人が嘘をついている自覚があるかはわかりませんが、こちらが「え、そんなこと一言も言ってませんけど」というようなことを「こうやって言っただろ!」と言ってきたりします。

 

脳内変換がすごいんです。

私の母は、市外に住んでいるのですが、その母が、「将来的には娘の住むところへ引っ越したい」と言えば、母の近所に住んでいる祖母のことを「早くいなくなれば良い」と言ってた、という具合に変換。

私が、日曜日にママ友との予定を入れただけで(ママ友は日曜日しか休みがないので)「俺の休みに勝手に予定を入れやがって!嫌がらせか!」といった具合です。元夫は、面会交流を避けられたと思い、このような言葉を発してきたんですが、離婚後なので、そこまで言われる筋合いもないし、他の週の日曜日は予定を開けていたので、会えないわけではないんですが。

これらだけでなく、婚姻期間中も日常そのようなことが起こるので、私は、単なる被害妄想だと思われないためにも、言われたことやされたこと、モラハラ被害をを忘れないためにも、手帳にメモしたり、怒鳴られたりしたときは、ボイスレコーダーにも残していました。手帳に書けば、何日に起きたことなのか等、把握しやすいです。

ボイスレコーダーを利用した理由は、元夫は長女にもかなりきつく当たっていて、理不尽なことで酷く怒鳴られたり、子供たちの目の前でも平気で怒鳴り散らしていたからです。子供の前でも怒鳴ったりしているというのを、子供の声も入っている状態で残したのです。

 

このような環境で育った子供達に悪い影響が出ていないか心配で、年に1回ほど保健センターに発達相談に行っていたんですけど、そこでこのボイスレコーダーを聞いてもらったところ、「これはもう虐待の域です」と言われました。

モラハラが日常化して、毎日のように「お前のせいだ」と責められてると、今されてることがモラハラなのか、今起きていることが、子供たちにとって虐待に当たるのかわからなくなってきます。そんな状態の中、第三者ボイスレコーダーを聞いてもらうことで判断してもらえたことも、とても良かったと思っています。

ボイスレコーダーは、スマホのアプリで入れられるので、新たに何か買う必要もなく、一見ただスマホを持っているだけにしか見えないので、うまくやれば怪しまれることもないと思います。私も、相手に知られることなく、記録することが出来ました。

それから、ボイスレコーダーに残しておいたお陰で、離婚調停の時に、調停員や弁護士さんに状況をわかってもらいやすかったり、私がモラハラ被害を大袈裟に言ってるわけじゃないことも理解してもらえたように思います。

 

モラハラに立ち向かうには、証拠集めが本当に大事だと思います。

モラハラしてる人は、自分が不利にならぬよう、事実を捻じ曲げてでも相手を悪者にし、それが事実です、とでもいうような態度をとってきます。よくよく考えると、おかしなことを言っているのは見抜けるのですが、責められて気持ちに余裕がなかったり、状況を知らない人が捻じ曲げられた事実を聞いてしまうと、本当にそれが事実だと思ってしまうほど、演技も上手だし、弁は立つと思います。(その割に中身がないので話し合いはできないのですが)

 

いざ、モラ夫から逃よう!と決意しなくても、証拠だけでも残しておくのは、自分自身の気持ち的にも違うと思いますし、証拠を活用するようなこともなく、モラ夫が改善し、うまくやっていけるようになるなら、それはそれで良いことです。

現在被害に苦しんでいる方の中には、どうしたらよいか、これは本当にモラハラなのか?と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

モラハラかそうじゃないかの判断のためにも、証拠を集めていくといざという時に役に立つかもしれません、というお話でした。