保護命令は自分で申し立てられる

モラハラ元夫が、脅迫してきた過去があるにもかかわらず、面会交流を申し立ててきた為、裁判所へ保護命令を申し立てることを決めた私。

まず、地方裁判所保全課へ行き、詳細を確認してきました。
保護命令を申し立てるには、過去に身体的暴力を受けた経験があること。
過去に、生命等に対する脅迫を受けた経験があること。
被害者より、接近禁止、退去、電話禁止等の命令を申し立てることができます。
申し立てるには、暴力や脅迫の事実の証明できるものと、陳述書が必要になります。
その他、戸籍謄本や住民票が必要です。
私の場合は、暴力はなかったので主に脅迫に関する保護命令を申し立てたのですが、幸い、離婚前の別居当時から、離婚後までLINEのトーク履歴やボイスレコーダー、多数証拠を持っていたので、それを提出用にまとめることにしました。
これ、本当に証拠をとっておいて良かったなと改めて感じました。
証拠が少なければ、自分で申し立てるのは難しかったのではないかなとも思っています。
弁護士さんにお願いすると、着手金で多ければ10万円以上かかる場合もあるようです。
私は自分で申し立てをしたので、印紙代と切手代の併せて3000円弱で済みました。
 LINEのトーク履歴は、脅迫文の前後の文脈がわかるようにテキスト化しました。LINEって簡単にテキスト化できるんです。ただ、全てのトーク履歴がテキスト化されるので、不要なテキストを削除するのが大変でした。それでも、一つ一つテキストにしたり、スクショするよりは、はるかに楽なのでオススメです。
トーク履歴の中でも、特に恐怖を感じた部分、裁判官に読んでもらいたい部分はカラーで色付けし、音声データも複数残していたので、それもCD化。
音声データの証拠は、一つか二つあれば良い方らしいのですが、私は事あるごとにボイスレコーダーに撮っていたのと、長女のスマホにかかってきた脅迫の音声も、私のスマホボイスレコーダーで録音しいたので、音声証拠データも数ある中から相手方の暴言の酷いものを5〜6個選んでCD化しました。
陳述書は、書いたこともないので、どのように書いたら良いかさっぱり分からず、弁護士さんに相談したところ、過去脅迫にあったエピソードを具体的に書くと良いとのことだったので、脅迫のあった事実と、元夫のこれまでの言動から、非常に粘着質で、思い込んだら何をするかわからない怖さがあることを具体的に書きました。
裁判所に、書類を持っていく日を事前に連絡し、その日が来たら、証拠書類を持参、提出。その証拠書類をもとに裁判官が内容を確認のために1時間程度待ち、その後裁判官と面談をし、無事に保護命令が申し立てが受理されました。そして、今回は裁判官が相手方の話も聞いたうえで申し立ての決定を決めるとのことだったので、書類が受理された日から約1週間程度で相手方の呼び出しの日が設定されました。ですが、呼び出しの日の前日は、養育費増額の調停で相手方は調停には出席しましたが、保護命令の呼び出しの日は、出張があるとかで延期に…。そこから約2週間延期になりました。そんなに期日を延ばす事って、緊急性がないと思われているのでは?と違和感を感じましたが、とりあえずその日を待ちました。
そして期日が来て、裁判所から電話があり、保護命令の申立てが認められたとのこと。結局、相手方は裁判所の呼び出しに応じなかったようです。呼び出しに応じないということは、こちら側の主張を認めるということになりますので、そのまま認められたと言わけです。
無事に認められ、良かったのですが、保護命令の効力は6か月しかないのです。
6か月以上経って、さらに脅迫や暴力を受けるようであれば、新しく被害に合った証拠を持って再申請しなければなりません。6か月って短すぎですよね。6か月で人間変わりますか?有効期限を10年位にして欲しいくらいです。6か月の間に引越しできればいいですが、財力がないので、そんなわけにもいかず…。
保護命令の話、長女には「お父さんが家とか学校に来たら、警察の人がかけつけてくれるから大丈夫だよ」と話すと、以前よりは安心したようです。
 
6か月後、どうなっているかわかりませんが、こんな話でも誰かのお役に立てれば幸いです。