養育費増額の申立てをしてきた話
先月分の養育費が了承もなく減額されたことは、以前記事にさせていただきました。
その時に相談した、「養育費相談支援センター」でアドバイスいただいた通り、家庭裁判所へ行き、養育費増額の申立てをしてきました。
その前に、「養育費相談支援センター」についても少し詳しく書かせていただきます。
インターネットて、「養育費 不払い」や「養育費 減額」と検索すると、まずは上位に法律事務所のHPが出てくることが多いです。でも、ちょっと違うな、、と思って調べてみたところ、今回相談した、「養育費相談支援センター」にたどり着きました。
厚生労働省の委託事業で、各自治体に相談員が配置されています。電話だけでなく、メールでの相談も受け付けているので、離婚前に夫に知られたくない場合などは、メールの方が良いかもしれません。私は今回、電話で相談をしたんですが、相談員の方が、折り返し掛けなおしてくれました。希望すれば、通話料金は、センターの方で負担してくれるんです。ありがたいですね。HPには、養育費算定表や養育費請求の手続き、離婚の手続き等についても書かれていますので、参考になると思います。
それで、家庭裁判所にて申立てをしてきた話なんですが、仕事もあるので、何度も休みを取れないことを考え、裁判所へ出向くのは1度で済ませようと、まず裁判所のHPで、どんな書類が必要なのか調べてから行きました。
今回私が申し立てたのは、家事調停申立ての養育費増額請求です。
養育費請求調停には、「養育費請求」と「養育費増額請求」と「養育費減額請求」があり、私は、協議で決めるはずの進学や傷病に伴う特別出費も協議が難しいことと、離婚後の相手の生活ぶりや年収を考えても払ってもらっている養育費が少ないと感じていたことから、「養育費増額請求」をすることにしました。
まず、調停申し立てにかかる費用は、
・収入印紙・・対象となる子(未成年者)1人につき1,200円
・連絡用の郵便切手・・800円弱(各地区の裁判所によって金額が異なるようです)
私の場合は、子供が二人おりますので、収入印紙2,400円と郵便切手代800円弱で、3,200円程度かかりました。その他に、提出した書類の控えをコピーしたので、コピー料金100円未満です。
法テラス制度を使って弁護士さんに依頼する方法もありますが、1案件につき、着手金だけでも10万円以上はかかるはずです。(分割支払いも可能です)
今現在、10万円以上も払う余力がないので、自分で申し立ててみようかと思いました。
申立てに必要な書類は、
・申立書3通
→裁判所にて複写の申立書をもらえます。1通は、相手方に送付されるので、現住所を知られたくない場合は、実家や同居していた時の住所でも可能です。
・事情説明書1通
→裁判所でもらえます。申し立ての内容に関することを記載(相手方は、コピーや閲覧が可能です)
・連絡先等の届出書1通
→現住所の非開示を希望することも可能です
・進行に関する照会回答書1通
→調停での話し合いが円滑に進むかどうか、相手方が暴力を振るったりしないかどうか、調停の希望日や都合の悪日、調停の時に相手方と顔を合わせたくない等の希望も書くことができます。
・子(未成年者)の戸籍謄本(全部事項証明)1通
→戸籍謄本等は3か月以内に発行されたもの
・収入に関する書類等
→源泉徴収票写し,給与明細写し,確定申告書写し,非課税証明書写し等,申立人の収入が分かるもの
・過去の養育費に関する取決めや支払状況に関する書類等
→過去の審判書,判決書,調停調書等、私は公正証書でした。
これらの書類を提出した後、2週間以内に申立人と相手方の双方に案内が郵送されます。
案内が届くまでの間、気持ちは落ち着きませんが、どうしたらよいのかとモヤモヤしていた時よりは、少しスッキリしました。
調停が始まるのは、申立て後、約1か月半です。
相手方に案内が届いた後、調停が始まってから、事件にならないことを祈るばかりです。